10月6日

9月末に募集をかけてた求人に応募したら、あっという間に内定が決まってしまった。

さようなら、無職生活。久しぶりに働く職場はフレックスでさらに週の半分以上は在宅勤務だ。自由に時間をコントロールしながら仕事できることがとても嬉しい。私は決められた時間通りに働くことが本当に向いていない。そして、初めて100%興味がある業界、得意な職種で仕事ができる。しかも服装は自由。

自由、自由、自由。選択権が自分にあることが最も重要だと、2回の転職を経てやっと気づいた。はじめは単に働くことが嫌いな、分かりやすく怠惰な人間だと思っていたけれど、よくよく考えてみれば仕事自体は楽しかった。誰かの役に立つのもやりがいを感じていた。

それよりもオフィスに適した服装をしなくてはならない、この時間までに出社しなければならない、大雨でも出社しなければならない、のしなければならないの嵐にストレスを感じていただけだった。まあでも、実際に働いたら違うな、と感じるかもしれないけれど。自分勝手。でも自分勝手に生きていいと思ってる。

 

今は働く前の身支度をたくさんしている。

covid-19の影響で行けていなかった歯科検診を馴染みの歯科医院に予約をして行った。最低でも半年に1度は歯の状態を見てもらうようにしているけどcovid-19のせいで行けていなかった、ずっと行きたかったのに。

引っ越しの度に歯科医院は変わっているけれど、どこの医院の先生方も私の歯をほめてくれるので昔から歯医者は好きだ。先生方はいつもよく磨けてる、クリーニングするところはあまりない、レントゲンを見てこれは親に感謝だね、と言ってくれる。

始めは褒められても、ただ毎日歯磨きしているだけなのにこんなに褒められるのはおかしいと疑っていたけれど、どこでも言われるので本当なのだとやっと理解した。今は世の中の人は私が思っている以上に歯を磨いていないのだろうと思っている。

虫歯だって歯磨きを毎食すればならないのでは、と思う。でも毎日毎日やること自体が難しいのかもしれない。筋トレと一緒だ。

人はすぐサボるのでサボること前提で暮らしをデザインするしかないのである。

 

歯医者に行く前に本屋に寄った。昔に比べて本屋に行く回数が激減した。

街の本屋もいつの間にか無くなって、そうするといつの間にか本屋に行かなくなっていた。とりあえず雑誌コーナーを冷かして、ふーんこんなのが今は流行ってるのね、と思ったり、コミックスの新刊発売予定表が目に入って、子供のころはこれを真剣に見ていたなと思ったりしていくつか読みたいとおもうような本も見つけた。

新しい本との出会いはいつも本屋だったのに最近は楽天ブックスAmazonが多い。でもネット上での本の出会いに満たされないので、たまにこうして本屋をさまよっている。

 

歯医者の帰りに、修理に出していた靴を引き取りに行く。

CATWORTHスウェードの靴。たぶんもう廃版になっているので大事に修理して使っている。家の近くにあって気になっていた靴屋で初めて修理をお願いしてみた。

靴の修理をするときのお店選びは歯医者と同じくらい慎重になる。一度、急ぎで修理が必要な時にミスターミニットで修理した靴があまりにもひどくてそれがトラウマになっている。それ以来オーダーで靴を製作しているお店にしか修理に出さないようにしている。

今回修理をお願いしたお店のオーナーはみるからに几帳面な職人の雰囲気が出ていてこれは当たりだと確信した。こういう勘は人より働くので自信がある。

案の定、今回お願いしたヒール部の修理も地面に着いた時の不自然な歪みを治すために、一度張替したソールを削るという仕事をされていて、心の中で最高、超有能!とガッツポーズをした。

あと、1つの質問に対して10くらいの知識を返してくれるところも良い。引き続き通いたいと思う。